木造建築の一戸建てに暮らしていて、近い将来にリフォームを行う予定があるのならば、雨漏りが発生したときに応急処置的に自分で修理するのも良いでしょう。自分で屋根に安全に登れる環境である場合や、二階建ての一戸建てで一階部分の屋根を修理する場合など、足場を組まなくても安全かつ迅速に作業できる環境の場合です。雨漏りしている箇所の真上をチェックしてみて、屋根板に隙間が発生していたら、コーキング剤を塗布します。コーキング剤は乾燥すると固くなり、膜となって屋根材を覆います。
効果は塗装の塗膜と似ています。屋根塗装よりも柔軟に対処できるのがメリットです。雨漏りしてる箇所の真上に隙間がなければ、その周辺を確認してみましょう。どこか該当する箇所が分からなくても、隙間があればコーキング剤で塗布しておきます。
覚えておきたいのは、コーキング剤の塗布は応急処置であり、近い将来にはリフォームを実施する前提があるという点です。リフォームの時にはコーキング剤の塗布箇所は完全除去してもらい、適切な屋根施工リフォームを実施してもらいます。屋根の再塗装の場合も、コーキング剤は完全に撤去されます。コーキング剤はホームセンターで販売されていますので、自分で購入できます。
コーキング剤を塗布するには、コーキングガンと呼ばれる器具とヘラが必要です。コーキングガンは300円前後で、ヘラは100円前後で購入できます。雨漏りしている箇所を修理するには、コーキング剤を塗布してからヘラで形状を整えます。