家の雨漏りにはいくつかの発生原因が考えられます。屋根の雨水の浸入する場所としては、棟板金が浮き上がってしまい、その隙間から雨水が浸入して雨漏りになる場合や、漆喰が崩れて雨水が浸入する場合、スレートや屋根瓦が割れてそこから雨水が浸入する場合、スレートや屋根瓦の浮きやずれが生じて隙間ができる場合、そして経年劣化による塗装の離れなどが原因の場合などがあげられます。修理を依頼した場合の費用はおよそ30万円から100万円程で、経年劣化の場合には家の屋根全体が対象となるため100万円から300万円程になります。修理費用に大きな差が生じるのは、階数や屋根材の種類、屋根の形状や傾斜、そして雨漏りの保証期間の違いなどが大きく影響するためです。
修理の内容としては、棟板金修理工事の場合は棟板金と下地の棟板を外して該当箇所を清掃し、新しい材料でしっかりと固定設置し直します。漆喰修理工事では、漆喰を取り壊して除去し、土台の調整の後に漆喰を塗り込みます。スレートや屋根瓦の修理工事は、新しいスレートや瓦と交換して防水コーティングを施します。経年劣化の場合は修理箇所は家の屋根全体に及ぶため、屋根をすべて新しくする葺き替え工事を行います。
また屋根の雨漏り修理には火災保険が適用される場合があります。火災保険では火災以外にも台風の暴風雨など強い風によって屋根が破損した場合に補償を受けることができます。風による災害の補償は3年の期間があるので、期間内に保険会社に申請手続きをすれば補償対象となる可能性があります。